画家 田中悦子
画家・田中悦子は1998年より、ベルリンの教会、画廊、城館で展覧会活動を継続しベルリン・プレンツラウアーベルク区イムマヌエル教会通り15番地の「アトリエ悦子」で常設展示しています。 また、東京でも八王子・ギャラリーヤスタケ、調布・ギャラリーみるめで発表しています。
音のない世界に生まれ、言語獲得に異常な訓練を強いられた幼年時代を持つ田中悦子。補聴器を外せば、彼女だけが知っている静謐の世界がある。余人が及ばない透明性はこの為か。カトリックに郷愁を持つのは、幼年時代に体験した厳格主義の所為である。絶望というものを知らない特殊な性格を持つ。彼女にあって「否定は肯定に及ばない」 自らを芸術家とは見なさず、無と競争する存在者と見なす。その作品は、何れも彼女の一瞬間である。
アトリエ中庭:自転車置き場に雪が降った!
オーベル湖:アトリエから自転車で15分!